自分自身の年を重ねてくるごとに出てくる心配ごと、それは高齢になってきた両親や義両親の暮らしのこと。
核家族化の現代、親と別居をしている家庭は少なく、必然的に高齢者だけの自宅暮らしが年々増えてきています。
「今までは両親も元気だったため、特別心配はしていなかった」という方でも、だんだんと高齢になっていくにつれ、心配になってくる頃ですよね。
では、今回は高齢の両親の自宅暮らしや1人暮らしが心配になってきた……という方に、起こり得るリスクや対策についてご紹介していきます。
目次
考えられるリスクは?
では、そんな高齢者だけの自宅暮らしの中で想定されるリスクはなんでしょうか?
事故やケガ
両親が高齢となってきた場合、今までと変わってくるのが、体力や体の機能。
今までは元気だったとしても、高齢になるにつれ、足腰が衰えてくるのは必然的なことです。
高齢者の事故で多いのが、お風呂場での転倒や、階段からの転倒・転落事故。
「高いものを取ろうとして、脚立を使い、足を踏み外して転落」などの事故もよく耳にします。
「ただ転ぶだけ」、と高齢者の転倒を楽観的にとらえるのはかなり危険で、高齢者は転倒することで、骨折などの怪我に繋がる可能性が非常に高いのです。
「転倒による骨折で、歩行が困難になり、介護が必要になってしまうケース。」
これ……本当によくあるのです。
病気や認知症などの発見が遅れる
日本では、2人に1人ががんにかかり、3人に1人が、がんが原因で死亡するといわれています。
さらに現在高齢者の4人に1人が認知症またはその予備軍とされています。
(参考:厚生労働省老健局 認知症施策の総合的な推進について)
「自分は大丈夫、両親は大丈夫」と思っているうちに、病気が発症し、気づいたころには症状が進んでいた……となりかねません。
高齢者をターゲットにした犯罪に巻き込まれる
「おれおれ詐欺」や「振り込め詐欺」など……高齢の両親と離れて暮らしている方なら一度は頭によぎったことがあるのでは?
高齢者を狙った悪質な悪質な詐欺や犯罪は、なくならないばかりか、あの手この手と手法を変えて増えてきています。
情報ネットワークが限られている高齢者には判断の難しい詐欺など……知らないうちに犯罪に巻き込まれてしまうというリスクがあります。
孤独死
考えたくもないでしょうが、最悪なケースが”孤独死”。
両親の2人暮らしの場合は、可能性も下がりますが、問題は両親のどちらかが1人暮らしをしている場合。
高齢者の孤独死は、決して稀なケースではありません。
人知れず、家の中で亡くなってしまったということにならないよう、しっかりと対策が必要です。
高齢者の自宅暮らしの対策は?
可能であれば近くに住む
ご自身に家庭があり、ご両親も自宅を持っている場合などは難しいかもしれませんが、
もし、可能であれば近くに住んでいると、安心です。
こまめに様子を見に行くことができますし、すぐに駆け付けることができる距離に住んでいると、いざとなった時に安心ですよね。
こまめな連絡を
まずは、毎日の様子をしっかりと把握すること。
少しでも心配な様子があるのであれば、可能な限り毎日連絡を取りましょう。
できれば、メールよりも電話が理想です。
声や話す内容で、変化を感じ取ったり、近況の報告を受けることで生活の様子を把握することができます。
またご両親自身も、連絡を取ることで、なにか悩みや困りごとがある場合も相談しやすくなります。
見守りサービスを活用する
セコムなどのセキュリティ会社などが提供する見守りサービスをご存知ですか?
家の中にセンサーを設置し、異常を感知した場合に、セキュリティ会社が対応してくれます。
また、ボタン1つでガードマンが駆けつけてくれたり、カメラを設置し、生活の様子を家族が遠隔で確認できたり、24時間緊急通報や、電話での健康相談などができるサービスもあります。
見守りサービスを行っているセキュリティ会社は、代表的なものでいうと、
・セコム・ホームセキュリティ
・HOME ALSOK みまもりサポート
などがあります。
配食サービスを利用する
料理をするのも大変となってきた高齢の両親。
毎日の食事は大丈夫?栄養バランスの偏りが心配……という悩みも出てきますよね。
そんな時は、配食サービスを利用するのも1つの手です。
地域によって、レストランなどの飲食店やお弁当屋さんなどが、高齢者向けに栄養バランスを考えた食事の配食サービスを行っているところもあります。
全国にさまざまな配食サービスがありますので、希望にあったものを選ぶことができます。
介護サービスも検討する
そろそろ、介護が必要になってきたのでは……?と感じている方は、まずは市区町村の窓口もしくは地域包括支援センターへのご相談をおすすめします。
要介護や要支援の認定を受けられた場合は、介護保険サービスの利用が可能です。
運動不足の解消や、他者とのコミュニケーションをとらせてあげたいという場合は、デイサービスやデイケアの利用。
生活や身体的な介護サポートを受けたいという方は、訪問介護など、自宅での生活のケアを受けることができます。
また、将来的に自宅暮らしが難しくなった場合の施設入所なども、相談しておくと安心かもしれませんね。
自宅での転倒を防ぐには
自宅での転倒の予防のため、考えられる対策として、以下のことがあげられます。
・手すりの設置(玄関、脱衣所、お風呂場、廊下、階段など)
・つまづき防止のため段差をフラットにする。
・お風呂場での転倒を防ぐために浴槽に滑り止めをつける(滑り止めマットでも可)
など
上であげた対策の他にも、杖やシルバーカーなどの使用もおすすめです。
手すりやスロープよりも手軽に導入できますし、おしゃれなものをプレゼントすると、喜ばれますよ♪
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まとめ
いかがでしたか?
高齢になってきた両親だけの自宅暮らし……不安になりますよね。
便利なサポートをしっかり活用しながら、親御さんとご自身が少しでも安心な生活が送れるように対策を行いましょう♪
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