ご親戚やご友人などが介護施設に入所し、面会をする際にプレゼントを渡したいと思っても「何を持っていけばいいだろう?」と悩みますよね。
今回は、介護士歴10年、介護福祉士の筆者が選ぶ高齢者施設に入所している方が「必ず使う物」や「あったらいいと思う物」をご紹介します!
お花や植物
お花は王道ですが、お花や植物がお好きな方には、とても喜ばれます。
ただ喜ばれるだけではなく、「植物を育てる」こと自体にとても良い効果があり、介護施設の中では、「園芸療法」を取り入れている施設もあります。
「園芸療法」は、ただ植物を育てるだけではなく、植物を育てるということを通じて人の身体や心の健康、社会的健康の回復を育む要素があると言わています。
その効果から、日本だけではなく世界的に園芸療法やグリーン・ケアの活動として取り入れられているそうです。
実際に筆者が働いている施設でも、「園芸療法」は取り入れられていて、野菜やお花などを育てていました。職員よりも高齢者であるご利用者さんの方が園芸や植物についてくわしいので、利用者さんが中心となって育てていましたよ。
認知症のある方でも、お花が部屋にあると毎日かかさずお水を変えられていて、「お部屋にお花があると自然と毎日の役割が出来ていいな」と感じていました。
自ら植物を持って入所される方は少ないので、お花が好きな方には、お花のプレゼント…おすすめです!
帽子
施設に入っていても、散歩や季節の行事などで外に出ることはあります。
そんな時に、介護士は夏であれば熱中症予防に、冬であれば寒さ対策のためにも必ず帽子をかぶっていただくようにしていました。
ですので、介護施設に入所していても帽子は日常的にかぶります。
これからの季節だと、「あたたかい帽子」をプレゼントすると喜ばれるはず。
ブランケットやストール
ブランケットやストールは、室内でも屋外でも使います。
冬は足元が冷える…といってお部屋の中でブランケットを使用されている方が多かったです。
本当に皆さんの必須アイテムだったので、ご利用者さんを共同スペースまでご案内して、座っていただいた時など、口癖のように「ひざかけ(ブランケット)、かけますか?」と聞いていました(笑)
お散歩の時など外に出るときは、特に車いすの方は足元が気になるので、必ずブランケットをかけさせていただいていましたよ。
お洒落な大判なストールでも、ブランケットがわりにもなりますし、贈り物として喜ばれるかもしれませんね。
○○を贈るときは注意!
喜ばれる、使えるものとは反対に、贈る際には注意が必要なものもあります。
1.食べ物
食べ物の贈り物は、食中毒など衛生管理の問題などで、禁止とされている施設もありますので、食べ物は避けるのが無難です。
また、禁止とされていなくても、ご本人が食事制限がある場合もありますので、「この食べ物を、どうしても食べさせてあげたい」という方は、ご本人やご家族、施設の方などへ事前に確認をとると安心です。
2.靴や杖
服のプレゼントはあまり問題ないと思うのですが、靴や杖はその方の体格や足、身体状況にあわせたものを選ぶことが望ましいので、プレゼントをする際は少し注意が必要かもしれません。
(どちらもご本人やご家族と相談の上、選ぶのであればOK)
杖の場合は、たとえば事前に「歩行は問題ないんだけど、杖があると安心よね」なんて話をされていた場合などはお洒落な杖をプレゼントすると喜ばれるかもしれませんね!
3.施設のルールを確認する
施設によっては、たとえば「食べ物は禁止」、「インフルエンザ流行期は面会禁止」「家族以外の差し入れは禁止」などルールがある場合も。コロナ禍でもあるので、特に厳しくなっているかもしれません。
せっかく持って行っても、受け取ってもらえなかったら悲しいので、プレゼントを贈りたい場合は、事前に確認しておくと良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?プレゼントは気持ちが大事といえど、せっかく贈るなら喜んでもらえるものを渡したいですよね。
みなさんが選ばれたプレゼント、喜んでいただけますように。
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