高齢の親御さんに介護が必要となり、介護サービスを受けながら自宅での生活を維持したいという時に、1つの選択肢として多く選ばれるのがデイサービス(通所介護)。
近所のおばあちゃんや、知り合いが通っていてなんとなく「高齢者が通うところ」という認識はあるけれど、具体的にどんなところなのかよくわからない。
という方も少なくないのではないでしょうか。
今回も、デイサービス勤務の介護福祉士に聞いてきました。
親御さんのデイサービス利用を考えられている方や、今後の選択肢として「デイサービス」とは具体的にどんな場所なのか、わかりやすくご説明していきます!
目次
デイサービスとは
高齢者などが通う場所として、「デイサービス」という言葉はよく耳にすると思いますが、具体的にはどのような場所なのかご存知ですか?
デイサービスとは介護保険サービスの「通所介護サービス」の1つで、自宅にこもりきりになりがちの高齢者などの「孤立化を防ぐ」、「心身機能の維持」、「家族の介護の負担を軽減」などを目的として利用できる施設です。
また、通所介護を通じて利用者が可能なかぎり自宅での生活を維持できるよう支援する目的もあります。
通所介護サービスの種類
介護保険法によって位置づけられている通所型サービスには、「認知症対応型通所介護」、「通所介護」、「通所リハビリテーション」、「療養通所介護」の 4つがあります
よく耳にする名称が「デイサービス」や「デイケア」ですね。
どんなことをするの?
デイサービスでは、基本的には、食事、入浴、レクリエーションへの参加、機能訓練などを行います。
食事や入浴、排せつなど必要に応じて必要な介助をしてもらえます。
食事や入浴、機能訓練などの日常的な生活支援だけではなく、職員や他利用者との交流を通じて、他者とのコミュニケーションを図る場所、日々の楽しみや刺激となり得る場所です。
基本的にデイサービスから自宅間の送迎もしてもらえます。
デイサービスではどんな一日を過ごすの?
体操や生活の支援をしてもらえるのはわかったかえど、デイサービスではどんな1日を過ごすのか、イメージがしづらいという方もいらっしゃると思います。
デイサービスによって細かいスケジュールや内容はさまざまですが、どんな1日の流れとなるのか、ある施設のスケジュールの例をあげます。
デイサービスでのスケジュールの例
8:00~9:00 自宅まで迎え、デイサービスに到着
9:00~10:00 手洗い、バイタル測定、水分補給など
10:00~11:00 レク・体操への参加 入浴日は入浴
11:00~11:30 嚥下体操や手洗い消毒など食事前の準備
11:30~12:00 食事開始
12:00~13:00 食事後 歯磨き・口腔ケア
13:30~ 午後のレクに参加(折り紙や塗り絵、作品作りなど) 入浴日は入浴
15:00~おやつ
16:00~自宅まで送り
機能訓練って?
利用者の生活機能向上のための訓練のこと。
利用者のニーズによって身体機能の維持のための筋力トレーニング、歩行訓練や、認知症予防のための計算問題、見当識問題や、トイレ、着替え、入浴など日常生活動作(ADL)の訓練なども含まれています。
レクリエーションはどんなことをするの?
集団でのゲーム、クイズ、カラオケ、折り紙や絵画、囲碁、将棋、季節に合った作品作りなど施設によってさまざま。また、家族も参加できる「敬老会」や「夏祭り」などの季節のイベントを行う施設もあります。
本人にあわせたレクなどを提供してくれる
みんなで集まってレクをしたり、折り紙などの作品作りをしたり……どれも自分の親は参加したがるのかしら……と感じる方もいらっしゃると思います。
もちろん集団での活動を拒んだり、絵をかいたり折り紙を折ったりする作業に苦手意識を感じる方もいらっしゃいます。
多くのデイサービスでは、それぞれ無理のないよう参加してもらう体制をとっています。
たとえば、同じ時間でも折り紙をしている人、絵を描いている人、囲碁をしている人、会話を楽しんでいる人……とさまざまです。
ただ、その方のニーズにより介護プランが組まれており、利用者個人に必要な機能訓練などはしっかり行えるよう、声掛けや提供方法の工夫などで無理なく参加してもらえるよう、利用者個人にあわせた対応をしてもらえます。
ただし、施設選びは重要
今あげたような個人の趣向やニーズによって声掛けをしてくれるデイサービスもたくさんありますが、そういった体制が取れていないデイサービスもあるのも現状です。
デイサービスに通ったはいいが、親御さんにあったケアをしてもらえず、楽しんで通うことが出来ず結果的に利用中止……という可能性もでてきます。
親御さん自身の性格も、しっかりスケジュールが組まれているほうがいいのか、ある程度自由度が高く好きなことができる方がいいのかなど……。
親御さんには、どんな施設があっているのか検討し、事前のリサーチや見学等はしっかりと行いましょう。
そのデイサービスがどういった方針で運営しているのか、施設の雰囲気、職員の雰囲気、通っている利用者の雰囲気までしっかりと確認しておくことが重要です。
※今はコロナの影響で見学ができない可能性があります。
まとめ
今回は、デイサービスがどんな場所なのか、ご説明しました。
デイサービスの利用を悩まれている方、長年の生活リズムをガラッと変えるのは、なかなか勇気がいることですよね。
ですが、デイサービス勤務者によると、「年寄りが行くところだ」「幼稚園児みたいだ」などと最初は気乗りがしない方でも、利用し始めると案外楽しんで通われる方が多いそうです。
また、毎日顔をあわせることで、他の利用者や職員との交流関係が生まれます。
「日々家で刺激のない時間を過ごしていた頃よりもお父さんお母さんが明るくなった。」とご家族も喜ばれる方が多いみたいですよ♪
デイサービスに通う際に、いつもより少しお洒落をするとまたひとつ、楽しみが増えますね♪
またいくつになっても皆さんお洒落がお好きです。他の利用者さんや職員から「あらその服すてきですね」なんて声をかけられると嬉しくなりますよね。
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